市房山 1721m

shift.jpg遠望 shift.png杉巨木と石段 shift.png市房神社 shift.jpgニセ山頂1 shift.jpgニセ山頂2 shift.jpg途中の展望1 shift.jpg途中の展望2 shift.jpg心見の橋 shift.jpgかつての二ツ岩手前の難所

プロフィール

 熊本・宮崎両県にまたがる九州山地南部の主峰である。植物の垂直分布の変化が多彩で、四季折々に新緑、紅葉、樹氷が楽しめる。
 登山口から神社(4合目)までの山道に幹回り6m以上の大杉(樹齢700~800年)を十数本見る事が出来き、その大きさに圧倒される。人手の入らない照葉樹の極相林は、昼なお暗く、原生林特有の威厳ある雰囲気を味わえる。暑い夏の盛りでも、ホッとする涼しさを提供してくれる。登山途中にある市房神社は、地元では大変有名な縁結びの神にて、多くの方々がご縁を戴く。4合目から山頂にかけてはブナを主体とする落葉樹林帯となる。このエリア、春にはミツバツツジ類、秋には紅葉がとても美しい。7合目~頂上に見られるツクシアケボノツツジは、4月下旬~5月上旬頃に一斉に花を咲かせる。高木(3m以上)にも関わらず、ピンクの小さな花が青空に映え天女のように美しい。 気温が下がった厳冬期の午前中であれば、樹氷を楽しめる。山頂に登ると360度の眺望、霧島連峰と、九州南部の主な山々を見渡すことができる。山頂から縦走路を5分ほど下ったところにチョークストーン(岩峰に挟まれた自然の石橋)があり、高度感があり、ソコソコ楽しめる。心やましい人は、この橋を渡ることが出来ないとも言われ、「心見の橋」と呼ばれている。山頂より、稜線を北方向へ辿り、二ツ岩へ縦走する8時間以上を要する岩場交じりの鋸尾根の上級コースがあるが、台風で一部崩壊し、現在は通行止めである。

位置

登山適期 通年登山可

コース

 2万本の桜が植栽され、桜の名所100選に選定された市房ダム湖畔を車で通過すれば、登山口へ到着。ウォームアップ後、鳥居を抜け厳粛さが漂う原生林の森へ分け入る。杉の大木が時折出現し、出会う度に歓声が上がる。しっとり古風な石段(八丁坂)を詰めると、赤塗りが印象的な市房神社に到着。祈願の後、一息入れて、出発。ここからが本格的な登りとなる。木々の根が露出し、整備された急登を行くと五合目に到着。ここから広葉樹林帯となり、ブナやミツバツツジ、アケボノが目立つようになる、狭い岩場の混じる急騰(馬の背)を詰めると徐々に明るい森となり、展望も開けてくる。尾根筋へ出て、体がヘタル頃と同時期に、あそこが山頂だな!と思い込まされる山頂騙しの稜線ポイントが2回程出現する。バテ気味の体にムチ打ち、自らを「展望を楽しみながら登るんだ」と戒め直し、山頂はまだまだ先だと諦めかけた時、ふと山頂標識へたどり着く。ここまで高低差1200m。思った以上に体力を要する。昼食後、心見の橋へ寄り道し、もと来た路を戻る。

レベル

中級4:3(要体力)、実歩行7h、行動9h、距離9キロ、標高差1200m

行程案

1日目:主要空港またはJR駅(集合)12:00⇒16:00現地麓民宿着
2日目:起床4:00⇒麓宿発4:30⇒5:30登山14:30⇒19:00主要空港またはJR駅(解散)

ガイド料

参加総数による変動価格

8人の場合:\30,000/人  7人の場合:\35,000/人
6人の場合:\40,000/人  5人の場合:\48,000/人
4人の場合:\60,000/人  3人の場合:\80,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰宅後、ガイド指定口座へ振り込み