開聞岳 924m

位置

  

ショートプロフィール 

 開聞岳は薩摩半島の南端に位置し基底直径約4.5㎞,標高924mの成層火山である。深田久弥は、「高さこそ劣れ、ユニークな点では、この山のようなものは他にないだろう。これほど完璧な円錐形もなければ、全身を海中に乗りだした、これほど卓抜な構造もあるまい。名山としてあげるのに私は躊躇しない」と評して、「日本百名山」の中に加えている。その見事な円錐形の美しい姿は「薩摩富士」と称され南薩のシンボルとなっている。錦江湾の入口、海門にあることから、いつしか「かいもんだけ」と呼ばれるようになった。
 約四千年前から噴火を繰り返し、最後の噴火が1615年、現在は休止中であるが、活火山に属する。低部はコニーデ型、火口跡(通称「仙人堂」)から上部はトロイデ型の二重火山。山麓から眺めると途中でわずかにくびれ、後世に形成されたことが分かる。中腹までは火山礫、上部は堅固な安山岩からなっており、頂上には噴火口はなく、浅い窪地が見られる。
 海に面した西側は荒波に洗われ、断崖絶壁。陸側の裾野は長く、春は菜の花が咲き乱れ、秋はハゼが見事に紅葉する。霧島錦江湾国立公園特別保護地区に指定されている。

登山適期        通年登山可

開聞岳

コース概要

 山腹を螺旋に回って上る一コースのみ。駐車場横の中央管理棟を出て、2月下旬から河津桜が、順にソメイヨシノが4月上旬頃まで楽しめる山麓自然公園の遊歩道を歩き、2合目の登山口へ到着、水分を補給し、緑濃き樹林帯に入る。5合目にベンチがあり、池田湖・桜島・長崎鼻・佐多岬を望むことが出来る。7合目辺りまでは樹木も大きく、視界は望めず、これを抜けると視界が開け、眼下に美しい東シナ海・竹島・黒島・硫黄島が見える。この先は、岩場となり、はしご等を抜け更に急な岩場を登ると山頂に着く。山頂は、大きな岩だらけで、枚聞神社奥ノ宮の祠、「昭和63年7月20日・皇太子殿下登山御立所」と彫られた石盤の記念碑などがある。岩に登れば360度の展望で、池田湖、霧島連山、錦江湾と桜島、佐多岬、長崎鼻、空気が澄んでいれば、種子島・屋久島が見えることもある。種子島のロケット発射をこの山頂から見たことを思い出す。

/実歩行5時間 /行動6時間 /距離7キロ  /標高差815m 一般レベル