祖母山 1756m


shift.jpg尾平登山口から見た鋸尾根、これを見たら「やったるぜ」となってします。 shift.jpg尾平付近の吊り橋 shift.jpg尾平周辺の渓谷 shift.jpg天狗岩付近より山頂を望む shift.jpg山頂から深い渓谷および傾山方面を望む shift.jpg国見峠から見た山頂の方向:厳冬期 shift.jpg厳冬期の祖母山

プロフィール

 祖母山は、太古より火山活動にて形成された為、巨大な花崗岩が随所に見られ、深く刻まれた渓谷、中高山部では断崖が多い。よって、山深く奥に分け入れば、渓谷美および濃密な自然林と醍醐味満載の岩峰含む健脚コースが待っている。九州中部、大分、宮崎、熊本の3県に跨り、その山容は、三角の頂を高々と空に突き立て聳えている。
 深田久弥は神原より登山し、尾平鉱山へ下山している。祖母山を品格の山と表現し、『日本百名山』の一座に加えた。

以下、久弥の祖母評の一部を抜粋する。『九重山の最高点に立った時、南のかた遥に、雲海の上に一連なりの山が見えた。その右端の、緩い稜線を左右に引いた品のいい金字塔が祖母山、左端の、やゃ傾き加減の突兀とした峰が傾山、と教えられて、かねてから名前だけは知っていた山に初対面の感動が、私のうちに湧いた。・・・・・帰途は尾平へ下った。その途中から見た祖母東面の眺めはすばらしかった。圏谷状の谷は岸壁で囲まれ、鬱蒼たる原始林がその下を埋め尽し、簇立(そうりつ)する岩峰と黒々した森林の配合は全く天の工(たくみ)であった』

位置

登山適期

神原ルート:中級

 神原の集落を過ぎ、狭い林道をヒアヒアしながら抜けた先に駐車エリアがある。辺りは渓谷の冷気でヒンヤリしている。車を降り、しばらく続く植林エリアを抜けると、高木に囲まれた何とも心地よい渓谷が姿を現す。清らかの流れの沢音響く渓谷沿いを往くと、御社の滝。それを過ぎると五合目小屋で水場もある。小屋の先で沢を渡り、ブナ林が目立つエリアに着けば、淡い緑に心癒される。この先からは、尾根路の急登が続く正念場となる。クマザサが道脇を埋めだすと、広々とした、国見峠に飛び出す。ここからは山頂を望むことができる。この先、やや荒れ気味の登山道となるが、九合目小屋の分岐を通過すれば、山頂までもう一息。頂上に立てば、四方に雄大な景色が展開する。祖母を中心にU字型に伸びた二つの稜線とその間の深い峡谷、そのはるか彼方に、傾山が我を誘うように聳えている。下山は往路を辿る。

レベル

中級4:3、歩行6h、行動7.5h、距離9キロ、標高差1200m

行程案

1日目:主要空港またはJR駅(集合)11:00⇒16:00現地麓民宿着
2日目:起床5:00⇒麓宿発6:30⇒7:00登山15:00⇒20:00主要空港またはJR駅(解散)

ガイド料

参加総数による変動価格

8人の場合:\30,000/人  7人の場合:\35,000/人
6人の場合:\40,000/人  5人の場合:\48,000/人
4人の場合:\60,000/人  3人の場合:\80,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰宅後、ガイド指定口座へ振り込み

黒金山尾根ルート:上級

 
祖母の魅力はこのコースを歩てのみ知ることができる。尾平登山口に立てば、遠くに鋸歯を連ねた主稜線が視野に入り、登高意欲が沸き立つ。渓谷の流れを跨ぐ事、吊り橋を渡る事を幾度か繰り返し、渓谷を詰めると黒金尾根へ取りつく。ここからが正念場。天狗岩の聳える鋸の尾根筋まで徐々に高度を稼いで往こう。稜線に出れば、山頂まで一条の道が続いている。途中展望の良い露岩からは、祖母山頂や、深い渓谷を望むことができる。山頂近くの巨岩下、梯子、ロープ場に注意しながら最後の難所をクリアすれば、すぐに山頂だ。下山は九合目小屋を経由し、リッジ状の馬の背からの眺望を楽しみ、宮原経由で尾平へ戻る。祖母の魅力を存分に味わえるルートです。祖母を訪れる際は、体力を付け是非ともこのルートで挑んでほしい!

レベル

上級レベル /歩行8時間 /行動10時間 /距離10キロ /標高差1300m

行程

1日目:JR博多駅(集合)11:00⇒16:00現地麓民宿着
2日目:起床4:00⇒麓宿発5:30⇒6:00登山16:00⇒民宿泊
3日目:起床6:00⇒麓宿発7:30⇒12:00JR博多駅(解散)

ガイド料

参加総数による変動価格

8人の場合: \38,000/人  7人の場合: \43,000/人
6人の場合: \50,000/人  5人の場合: \60,000/人
4人の場合: \75,000/人  3人の場合:\100,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰九州後、ガイド指定口座へ振り込み