一合目からの富士山 3775m

p9010007.jpg一合目:北口本宮冨士浅間神社 p9010012.jpg二合目:深い森の自然の中、緑の木立の中を歩く p9010016.jpg馬返しを抜け4合目付近 p9010019.jpg6合目:吉田ルートへ合流 p9020048.jpg翌日:ご来光 p9020054.jpg7合目鎌岩館前 p9020086.jpg8合目 p9020091.jpg久須志神社の山頂火口壁手前 p9020094.jpg対岸火口壁から、剣が峰3775.6mを望む p9020096.jpg山頂:浅間大社奥宮 p9020097.jpg剣が峰3775.6m手前の急登 p9020098.jpg剣が峰3775.6m p9020107.jpg剣が峰3775.6m p9020111.jpg鉢巡り p9030123.jpgわらじ館での朝 p9030128.jpg小石や砂のザラザラとしたルートを下山 p9030136.jpg宝永山第一火口 p9030137_20160909181647584.jpg宝永山第一火口から山頂を望む p9030146.jpg宝永山第一火口底 p9030148.jpg宝永山第一火口底 p9030150.jpg浅間大社へ御礼

旅の概要 

みどころ

 富士登山者の多くは、大混雑の中、短期日程で、富士の自然の一部のみに触れ早々と下山。よって多くの岳人からは、富士山は眺める山で、一度登れば、二度と登りたくない山と称されることが多い。山旅クラブでは、登山者が比較的少ない時期、富士の魅力を存分に味わうことができ、富士を何度も訪ねてみたくなるコースを歩きます。まずは「北口本宮冨士浅間神社」(世界文化遺産)を起点とし、吉田ルートに合流し、最高峰:剣が峰3775.6mへ、その後、ダイナミックで迫力のある「宝永火口」(江戸時代に噴火し、最も富士の威厳を感じるポイント)に立ち寄り、富士宮口五合目へ下山します。富士山を完全踏破を成し遂げ、達成感や充実感、燃え尽きる感覚を味わってください。

集合/解散

・集合:7/15(月) 東海道新幹線 JR三島駅前(16:00)
・解散:7/18(木) 東海道新幹線 JR新富士駅前(14:00)⇒各自帰九 
*JR切符は各自手配(購入日はガイドより指示)

日程

1日目:JR三島駅前(16:00)集合⇒ティンバー号にて麓宿へ移動

2日目:1合目⇒吉田ルート7合目小屋宿

3日目:7合目⇒山頂⇒御殿場ルート8合目小屋宿

4日目:7合目⇒下山⇒温泉⇒JR新富士駅前解散(14:00)⇒各自帰九
(以後3日間):雨天予備日

日程詳細

1日目 各自8~9時台の新幹線にて九州発⇒JR三島駅前(16:00)⇒ティンバー号にて/麓ビジネスホテルへ移動⇒18:30外夕食⇒就寝

2日目 3:30起床⇒4:00宿発⇒コンビニ朝食⇒5:00北口本宮から登山15:30⇒20:00就寝:山小屋:鎌岩館

3日目 4:00起床⇒簡易朝食⇒4:30ご来光&登山14:30⇒20:00就寝:山小屋:わらじ館

4日目 4:00起床⇒4:34ご来光⇒5:00朝食6:00⇒6:15登山8:10⇒富士宮口五合目8:30⇒シャトルバス又はタクシー(30)⇒水ヶ塚駐車場9:10⇒ティンバー号にて⇒9:40立寄湯10:50⇒車移動(20)⇒11:10昼食11:50⇒12:00浅間大社12:30⇒車移動(30)⇒買物(30)⇒14:00JR新富士駅前解散

登山コース概要

1日目:「北口本宮冨士浅間神社」標高850m⇒吉田ルート:鎌岩館:2790M  8h(10h)12K+1940m

2日目: 鎌岩館⇒剣が峰(3775m)&鉢巡り⇒御殿場ルート:わらじ館:3050m  8h(10h)7K+980-725m(登り400分4.5K+985m:下り100分2K-725m)

3日目: わらじ館⇒五合目富士宮登山口2380m 2h(3h)3K-670m:

【登山地図】クリック表示

広域1日目2日目3日目富士山登山便利帳

レベル

中級5:3、1日目:8h12K+1940m 、2日目:8h7K+980-725m、3日目:2h3K-670m 

1日目:詳細

 北口本宮冨士浅間神社で参拝。深い森の自然の中、緑の木立の中を歩く。登山者が少なく静かな登山路である。馬返から先は、史跡が多く石碑や史跡など古くからある富士信仰の歴史に触れる。6合目からは、吉田ルートへ合流。ザレ道が、7合目鎌岩館まで続く。夕飯はカレーとバーグ、翌朝はパン食。

2日目:詳細

 ご来光を仰ぎ、山頂へ向け岩場、ガレ場を登る。朝日を浴び山腹がオレンジ色に染まる、眼下には、雲海広がり、その下に河口湖が見える。遠くに八ヶ岳連峰、甲府の山並みが続く。八合目先からは、空気が薄く、足が前に上がらない感覚、富士登山の正念場です。幾つかの鳥居を抜け、久須志神社の火口壁に到着(ここが観光ルートで山頂と称さる場所)。売店にて暖かい食事を取り、浅間大社奥宮に参り、剣が峰3775.6mの山頂へ。その後、更に火口壁を巡り、御殿場ルートを降り:わらじ館へ。

3日目:詳細

 わらじ館での朝、小屋の中は、味噌汁、焼き魚、温泉卵かけご飯に海苔、久々の和定食に与り皆様ご満足。出発時は、ガスも抜け、山頂には特異な笠雲が掛かっていました。館長に見送られ出発。小石や砂のザラザラとしたルートを下山。普通の1歩が3倍位ズルーット大きくなり、豪快に下ることが出来、グングン高度下げる感覚を楽しむことが出来ます。宝永山馬の背へ到着、ここからの富士山頂の眺め、宝永火口の眺めは圧巻です。写真では、表現出来ず、ぜひ現地へ。宝永山第一火口底を経由し、富士宮口5合目へ無事に下山。その後は、久々の温泉&B1グルメ後、浅間大社へ寄り、帰九州へ

ガイド談

・前回の富士登山で全員登頂できた理由は以下の通りです。
(1)抜群のチームワーク:幾つかトラブルは在ったものの、全員の協力にて乗り越え、ペース配分を乱さず、重度の高山病にかからなかった事
(2)日々の努力:事前の訓練にも良く耐え、メンバー一丸、日々の生活および体調管理に努力された事
(3)天候に恵まれ、雨風の体力を奪う要素が少なかった事(歩行10時間以上、標高差1500m以上の2日連続コースを歩抜)

参加者の声

 待望の富士山に楽しいメンバーと登頂でき、本当に有り難うございました。ご来光も見れて、多くのサプライズにも感激しました。
一合目からの富士山登頂、一生の宝です。周りの人達に自慢しますよ(^-^)v。感謝いたします。

参加資格

「基礎体力判定&トレーニング」、「2日連続持久力判定&山小屋泊想定パッキング演習」に参加、審査合格し、7日間、日程確保可能な方
・標準体重より10パーセント以上体重の重い方は、減量が参加の必須条件
・過去1年遡り、訓練日までに山旅クラブ主催の山行(中級レベル以上)に、2回以上参加されている方

富士登頂心得&要領

◎完全なる防寒対策:7月末、早朝の山頂気温は、2度前後にて真冬の温度。日中は7度前後。5合目はチョット熱い程度の初夏、両季節への対応装備にてお願いします。

◎よって冬期に使用するアウターやダウンの持参は必須です。

◎好天であれば、山中行動服は夏山の服装でOK、分厚いズボンや着込む必要は無、但し、温度に応じて重ね着対応を柔軟に実施出来るようにしておく事。

◎トイレは、すべてチップ制(\200~\300程度)、500mlのペットボトルは、小屋にて販売、\400~\500円程度、行動食も小屋にて入手可

◎山頂小屋の営業の有無により(8月末閉鎖店多し)、山頂お昼は、お弁当になったり、山頂小屋にて、温かいラーメン、おでん等の昼食を摂るか判断します。

◎コップ半分程度で、歯磨きと洗面が出来るように工夫する事:富士の山小屋は、洗面所も無く、水の提供もありません。

◎衣類の軽量化に配慮

敗退者(途中下山者)の下山要領

・必ず、富士スバルライン5合目へ下山の事、下山後は、5合目着のメールをガイドへ送信の事。
・以下のサイトより、バス時刻&乗り換え方法を参照し、三島駅から単独で帰九州の途へ
・ティンバー号の保管荷物は、後日宅急便で送ります。

敗退者バス乗り換え案内

富士急行バス乗り換え案内サイト

上記より、出発地:富士山五合目、目的地:三島駅北口、または御殿場を入力
・乗り換えケース1(所要約3時間)、料金4千円前後、富士山五合目から 富士山線 富士山駅〔富士吉田〕行きで河口湖駅下車、三島・河口湖ライナー 三島駅〔南口〕行きに乗り換え、三島駅北口下車
・乗り換えケース2:富士山五合目から 富士山線 富士山駅〔富士吉田〕行きで河口湖駅下車、[河口湖線] 御殿場駅〔富士山口〕行きに乗り換え、御殿場駅下車、その後、JRにてJR御殿場⇒JR沼津乗り換え⇒JR三島着

*路線図

*お問い合わせ先:富士急山梨バス株式会社:本社営業所TEL: 0555-72-6877

*その他乗り換え案内

装備

防寒着(ダウンウェア):防塵マスク:登山靴(ハイカットまたはミドルレンジ、ローレンジ靴は不可):スパッツ:レインウェア:ザック(30㍑以上):ザックカバー:ウール系/ポリ系の山用ウェア上下着替え分を適宜:替え下着を適宜:帽子(寒がり屋さんは毛糸も考慮):手袋&予備(薄手&中厚):靴下予備:装備や衣類分別用の防水仕様の子袋を適宜:サングラス:日焼け止め:汗ふきタオル数枚:行動食2-3回分程度に止める事:スポーツドリンクと水(洗面歯磨き用)ボトル適宜:ティシュ:地図(当方で配布したもの):ヘッドライト(含む予備電池)、健康保険証コピー:ゴミ袋(出し入れの際、ジャカジャカ音のしない物を複数):洗面用具(山用、宿用):登山前後に利用するシューズかスリッパ:使用後の登山靴入れ防臭袋:その他:宿や温泉後の着替えを適宜とそれらを収納する別小袋

オプション装備

耳当て:ネックウォーマー:ストック:UVケア:テルモス:カイロ:傘:個人用医薬品他:非常食:酸素ボンベ(その場の短期の気休め程度しかならず:役に立ちません:日頃の筋力&肺活量の向上に努める事)、他

持病報告義務

・下記のような持病、既往症のある方は、担当の医師や、かかりつけの病院にて、事前に診察、相談後、
・山行の二ヶ月迄に必ず、医師の診察結果も含めて、ガイドへ報告してください。発病後や山行中の事後報告は厳禁。
・高血圧・貧血・呼吸不全・慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・慢性気管支炎など)・うっ血性心不全
・その他、呼吸器系、循環器系の疾病をお持ちの方など

お願い事

・山旅クラブのクラブ規程に準じてツアーを実施致します。再度熟読をお願い致します。
・体力不足や身体トラブル(動悸,息切れ,足の痙攣)の多い方は、参加をお断りする場合がございます。
・宿泊/飲食費等の支払いを担当して戴ける会計係を参加者内にて選定をお願い致します。
 帰路の昼食が終わる迄、ご担当をお願い致します。なお、最終報告は、領収書をノートに貼り付け、最終日にそれを皆さんへ回覧する方式にてお願いします。
・極力荷物を小さく少なくしてご参加ください。ティンバー号の車内、手狭となります。(置き場所を取るスーツケース等は厳禁)
・山旅中、車内清掃が行き届きません、乗降時の靴泥ご配慮お願い致します。

保険

各自が個人で加入済の年掛/山岳共済/救助保険を利用

ガイド料

参加総数による変動価格

8人の場合: \68,000/人  7人の場合: \78,000/人
6人の場合: \90,000/人  5人の場合:\108,000/人
4人の場合:\135,000/人  3人の場合:\180,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰九州後、ガイド指定口座へ振り込み

別途個人負担費用の補足 概算 ¥80,000 程度

・新幹線小倉⇔三島間:往復約4万
・山小屋2泊(含むお弁当代)分/一泊当たり\10,000前後
・麓ビジネスホテル・ジングル1泊 \9,000前後
・シャトルバス料金\1,150
・富士山保全協力金\1,000
・4日間の飲食代、日帰り温泉代他

【新幹線エクスプレス予約のお奨め】

新幹線チケットを便利に割安で購入されたい方は
早めの「EX予約」会員カード加入の手続きをお薦めます。

「EX予約」の会員登録が終わり、クレジットカード
およびEX-ICカードが自宅に届くまで
2~3Week程掛かった記憶があります。

スマートEXではなく、年会費が掛かりますが
(割引率で直ぐに会費が取り戻せる為)
EX予約(エクスプレス予約)がお勧めです。

以下に特典をメモします。
❑スマフォから予約ができる
❑予約変更手数料無料
❑チケット持ってなくてもICカードで乗車可能
❑割引価格で乗車可能

なお、「EX予約」加入に関しては、個人の判断にて実施されてください。また、ガイド側での質疑応答実施せず、JR機関へ問い合わせをお願い致します。

参考

JR各種割引サービス
JR各種割引サービス比較
JRお出かけネット

乗換案内

ジョルダン

【高山病の予防と対応】

【高山病とは】血中の酸素濃度低下による「頭痛、倦怠感、吐き気、食欲不振、めまい、耳鳴り、睡眠障害など」といった、風邪や二日酔いに似た症状。

【予防法:山行前】

・十分なるトレーニングを積み7割の脚力で登れる体力/筋力を養成しておく
・チョットの急登で、息切れ状態になる方は、明らかに体力不足です。
・今後、息切れ無しに登れるよう、登りに負荷を掛けた練習を積み、脚力増強および、減量化(目標2ヵ月で10%等)に努めてください。
・前日には、睡眠をしっかりと取り、登山当日は、万全の体調で、オメザする。

【予防法:登山中】

・2500m以上では、オーバーペースにならないように、意識してゆっくりとしたペースで登ります。
・歩いては休み、歩いては休み、休憩を取りながら登ります。
・呼吸が浅くならないように、深く大きく呼吸するように気をつけて、行動します。
・汗をかかなくても、スポーツドリンクを普段の山行より大量、マメに摂取することで、効率よく血液を循環させ、酸素を行き渡させる。
・行動食他、飴玉などで、糖質(炭水化物)や塩分を適度に摂取する。

【発症時の対応】

・高山病の症状が出ている人をスグに休ませない(小屋などで横になる等)事、酸欠状態が加速するので症状がより悪化。
・どんなに軽い症状でも気付いたら、すぐにガイドへ申請してください。我慢すると歩行障害へと・・・
・その場所より高度を上げないようにし、症状が回復してから登るように努力致しますが・・・
・症状の改善がない方は、ガイド付き添いで下山、症状が回復し、自力下山が出来るエリアからは、単独下山。 その後は、敗退者(途中下山者)の下山要領(下記を参照)
・他のメンバーは、ガイドが戻るまで、最寄りの小屋前で待機、ガイド戻り次第、登山を継続します。