北アルプス 五竜岳~唐松岳~八方池 周遊ルート

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位置

旅の概要

 登りは、ゴンドラとリフトを利用し、標高1600m付近のアルプス平からスタートする。その先は、遠見尾根を利用し五竜岳を目指す。五竜岳(2814m)は、後立山連峰の中核をなす巨大な岩魂が寄り集まったような山容で「凄味」があり、見る者を圧倒させる。五竜岳からは、北上して唐松岳を目指す。なお、この通過ポイントには注意を要する牛首という岩場のエリアがあるが、ココは時間的に余裕を持たせ、更に岩場は上りを選択して通過するよう配慮した。唐松岳(2,696m)は、間に深い黒部の谷を挟んで立ち、ここからの剱岳の眺めは、後立山八景の1つに数えられる程。山頂は長野と富山の県境に位置し、東西南北の四方向からの登山道を有する。今回は通過しないが、山頂から北部に至る縦走路は不帰ノ嶮と呼ばれ、キレット通過の難コースである。今回は、山頂から東に延びる八方尾根を下山ルートに利用する。このルートは、標高1800m付近まで八方アルペンラインのリフトが通じており、比較的楽に下山することができる観光ルートである。この様に本プランは、険しい岩稜の眺めとなだらかな尾根の対比の変化が楽しめるコースである。ご来光や満点の星空も楽しみ。日本百名山(五竜岳)、三百名山(唐松岳)

旅の詳細

コース 中級レベル 3:4

【登山コース概要】

●1日目
白馬五竜スキー場、エスカルプラザ前から、キャビンとリフトに乗り継ぐ事20分弱。標高1620mの地蔵ノ頭に到着。見返り坂から展望の効く稜線上の道のりを行くと小遠見山。五竜岳をはじめ後立山連峰が一望できる。更に展望の効く稜線を小さなアップダウンを繰り返し、やせ尾根 ザレ場、鎖場などを通過する。途中、大遠見山からは、稜線の先に鋭く尖った鹿島槍ヶ岳が望める。白岳(遠見尾根分岐)迄来ると、すぐ下に赤い屋根の五竜山荘が見え、その先には五竜岳が雄大に聳える。

●2日目
朝一番、サブザックにて五竜岳を往復する。五竜山荘を出るとすぐにザレの急登となり、岩混じりの道を登るとG0の頭から伸びる尾根とG2の頭から伸びる尾根を乗越す。ここからは鎖と梯子に導かれ待望の五竜岳頂上に到着する。ちなみに、五竜岳はG3。「G」とは山岳用語のグラードの頭文字で、痩せ尾根という意味。けれど此処の傾斜は緩く難しくない。黄色いマークに沿って岩場を登る、山頂近くに鎖場があるが難易度は低い。山頂に立つと、西側には大きな黒部渓谷を隔ててすくっと蒼空を切って聳える剱岳、南には双耳峰の鹿島槍ヶ岳、北には杓子岳や白馬鑓ヶ岳を従えた白馬岳、遠く槍ヶ岳、穂高の山々、更には中央アルプスや八ヶ岳も見える。遮るものがない雄大な山岳展望を楽しみ、下りは五竜山荘まで慎重に戻る。山荘で休憩後、遠見尾根との分岐を別け、最低鞍部までハイマツ帯のなだらかな下りを進む。鞍部からは、鎖場が連続する登りとなる。特に雨天時や岩が濡れている時は滑りやすく、しっかり鎖につかまって歩を進める。スッパリ切れ落ちた尾根道もある。牛首の岩稜帯を抜けると、唐松岳頂上山荘はすぐ。

●3日目
朝一番、山頂裏手の高台にて剱・立山連峰がモルゲンロートに染まる光景を堪能する。朝食後、唐松岳を往復し、五竜の雄姿、不帰ノ嶮、剱を一望する。時間の許す限り山頂でパノラマを満喫。早朝のさわやかな山々を眺めた後、下山に掛かる。鎖と岩場の崩壊地を通過すれば、この先、緊張ポイントはない。ハイマツの八方尾根稜線を高山植物を楽しみながら下ると丸山ケルンに立つ。ケルンからは、白馬三山、唐松岳、迫力満点の不帰ノ嶮(かえらずのけん)、八方尾根の麓が眺望できる。これより尾根は非常に緩やかな地形となり、冷たい風が流れる扇の雪渓、上の樺、ジグザグ道の後、下の樺の樹林帯、その後八方池に到着。観光客の数がズット増え、湖畔に映る山容を楽しみ木道の自然研究路を八方池山荘まで下り、その後、リフト、ゴンドラと乗り継ぎ、麓駅に下り立つ。