大崩山(おおくえやま)1643m


shift.jpg朝日に染まるダキ群 shift.jpg下中ダキ shift.jpg袖ダキから小積ダキを望む shift.jpg袖ダキ shift.jpg袖ダキ shift.jpg袖ダキ shift.jpgゾウ岩 shift.jpgゾウ岩トラバース shift.jpgアケボノツツジ shift.jpgヒカゲツツジ shift.jpg巨大な大岩ゴロゴロ祝子川

プロフィール

 宮崎県の北部に位置し、日向灘に注ぐ祝子川(ホウリ)源流域エリアにある。この山域は、花崗斑岩の大岩脈が隆起した後、侵食されて形成された為、花崗岩の巨大一枚岩(スラブ)や巨大な岩峰やダキが随所に観られる。深山幽谷の山域で、岩峰群とそれを取り巻く原生林はさながら中国の山水画の様。天空に聳える白亜の岩峰群に圧倒され、多くの展望ポイントで感嘆の声をあげ、いつしかこの山の虜になってしまう。春はアケボノツツジ、秋は錦糸の紅葉、何度登っても四季折々の素晴らしさに歓喜する。しかしながら、花崗岩の滑りやすい岩道、ハシゴやザイルが30箇所以上、広く大きな徒渉ポイントがあり雨天時や凍結時は非常に危険。難コースで中級以上の技術と気力と体力のすべてが必要。単独登山は避けたいし、12時に山頂到着しない場合は、無理せず下山準備にかかりたい。登山口までのアプローチは非常に不便だが、それを上回る九州随一の魅力を備えている。

方言で崖をダキという

位置

登山適期

湧塚/坊主尾根周遊コース(上級)山頂寄らず

 辺りは未だ暗闇、上祝子登山口を日の出1時間前にヘッドライトを付けて出発、深森が目を覚ます頃、大崩山荘前に着。ここで帰路の渡渉ポイントと水量を確認し、三里分岐の渡渉点から地元有志の手作り橋を渡り対岸へ、その後自然林を抜け、梯子ロープをたぐると突然景観が開け、足元は断崖となる。「袖ダキ」の到着だ。深い谷を挟み対向する「小積ダキ」の一枚岩の絶壁は、感動的だ。背後に城壁の如く巨大岩峰が聳え立つ「ワク塚」の景観もこれまた素晴らしい。その後、ザイル、梯子を伝い、下、中、上のワク塚へチャレンジする。その際、随所で足がすくむ高度感と展望抜群の景観が楽しめる。小積ダキから先は梯子、ザイル20~30箇所程度が連続する「坊主尾根」と呼ばれるエリアの下山にかかる。この時点で安全に下山できる体力を温存しておく必要がある。順調でも夕方4時頃の下山時間となる。よって山頂を目指すと夕方5時、6時となる可能性があり、日が暮れ、渡渉不可能な事態もあり得る。また、大崩山の山頂は展望きかず魅力に欠ける為、当ガイドプランでは、立ち寄らずに下山する。それでも120パーセント満足登山確実。早朝発、夕刻深の下山なので、麓民宿への宿泊が必須となる。且つ登山口へのアプローチが遠いので、登山日前後の行程には余裕が必要。ゆっくり休息後、3日間の予定で挑む。

レベル

上級4:4、実歩行8h、行動11h、距離7キロ、高低差900m

行程案

1日目:主要空港またはJR駅(集合)11:00⇒16:00現地麓民宿着
2日目:起床3:00⇒麓宿発4:15⇒4:30登山15:30⇒麓宿泊
3日目:6:30起床-7:00朝食⇒8:30宿発⇒14:00主要空港またはJR駅(解散)

ガイド料

参加総数による変動価格

8人の場合: \38,000/人  7人の場合: \43,000/人
6人の場合: \50,000/人  5人の場合: \60,000/人
4人の場合: \75,000/人  3人の場合:\100,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰九州後、ガイド指定口座へ振り込み

別予算

宿2泊分 \10,000*2 +3日分の食費、温泉代等