雲仙普賢岳 1359m


shift.jpg普賢岳三角点からの平成新山 shift.jpg仁田道路から南斜面 shift.jpg平成噴火以前の晩秋の雲仙岳 shift.jpgあざみ谷の樹氷 shift.jpgケーブル駅デッキより南斜面 shift.jpg溶岩ドームと樹氷

プロフィール  

 雲仙岳は、長崎県の島原半島中央部にあり、普賢岳1,359m、国見岳、妙見岳の三峰を指す総称である。西暦1991年(平成3年)6月3日、普賢岳の成長した溶岩ドームが大きく崩壊し、火砕流となって麓地区まで到達し、多くの犠牲者が出ている。
 現在の溶岩ドームの標高は1483m、平成新山と呼ばれている。ドームへの入山は規制されているが、周辺への立入は可能で、大きな岩塊がゴロゴロ堆積するドームの山塊は威厳に満ちている。普賢岳山頂(三角点設置ポイント)は登山可能となっており、春はミヤマキリシマ、冬は繊細&広大に広がる霧氷がとても素晴らしい。中低木地帯の為、目線に氷の世界が広がり、他の山域とは異なる感動が味わえる。また、登山道の随所で、島原半島・有明海の眺望が楽しめるのも魅力である。

位置

登山適期:通年登山可

コース

 広々した駐車エリア、仁田峠からスタート。国立公園エリアなので、トイレも整備されている。ここからケーブルカーが妙見岳まで伸びている。まずは、麓駅のベランダに立ち、普賢岳の山頂と荒涼とした南斜面を遠望する。観光客は、ケーブルカーにて、ゆったり観光だが、我々は、ケーブル沿線に沿う、急登ぎみの登山道を登り始める。このエリアは春になれば、ミヤマキリシマの群生地となる。徐々に高度を上げると雲仙の温泉街が視野に入ってくる。ケーブル山頂駅のデッキに着けば、島原半島全体の景観が堪能できる。一息付き、妙見神社、国見別れ迄、縦走気味に路を進むと、右手に普賢岳の溶岩ドームが威厳を放って見えてくる。国見別れに着き、時間の猶予があれば、国見岳の山頂へも立ち寄る。時が押せば、莇谷へ急下降をする。真冬の早朝で氷点下、風が無く、山に雲が掛かると、水蒸気が木の枝に氷着、素晴らしい樹氷の世界がこの先から広がっている。ウツギ等の中低木が多く、目前に霧氷の世界が広がるので、他の山域とは異なる感動が味わえる。鳩穴別れまで、山腹をトラーバス気味に半島の景観を楽しみながら進む。鳩穴からは、平成新山まで急登を登ると、溶岩ドームとご対面、水蒸気が上がり、威王を放つ姿は、驚異すら感じる、長居はせずに、山頂の凸凹岩場の道を普賢三角点の山頂目指して進む。普賢山頂に立てば、遠方より溶岩ドームの光景をゆっくり観察し、隣の国見岳を始め360度の展望後、少し下った広場で昼食。その後、岩場気味の登山路を茶屋まで下り、長い岩の階段を莇谷広場までたどり着けば一段落、秋はこの一帯の紅葉が素晴らしい、後は散策気分で、仁田峠を目指す。

レベル

一般レベル3:3、実歩行4.5h、行動6h、距離5キロ、高低差500m 

行程案

1日目:主要空港またはJR駅(集合)13:00⇒16:00現地麓民宿着
2日目:起床5:30⇒麓宿発6:30⇒8:30登山14:00⇒19:00主要空港またはJR駅(解散)

ガイド料

参加者総数による変動価格

8人の場合:\23,000/人 7人の場合:\26,000/人
6人の場合:\30,000/人 5人の場合:\36,000/人
4人の場合:\45,000/人 3人の場合:\60,000/人
2人の場合:\90,000/人 1人の場合:\180,000/人

❑宿泊:食費:温泉代:公共交通費は含まず
❑帰宅後、ガイド指定口座へ振り込み